基本訓練のやり方
子犬を飼い始めたら、基本訓練をするようにしましょう。
警察犬や盲導犬になるのとは違い、小型犬で、ペットとして生きて行くのであれば、最低限の基本訓練さえマスターしていれば十分です。
「褒めて伸ばす」を目標に、頑張って教えていきましょう。
最低限必要な基本訓練とはなにか、考えてみたいと思います。
まず、犬の基本の「おすわり」です。
おすわりすれば、落ち着いて飼い主の指示に集中できますし、興奮している犬も、おすわりをさせることが落ち着かせることができます。
次に、「待て」です。
待てはどんな状況においても、重要なものです。
食べものを前にしても、散歩の途中で信号待ちするときでも、待てができるのとできないのでは、大きく違ってきます。
しっかり、教えてあげるようにしましょう。
そして、「来い！」「おいで！」です。
いわゆる「呼び戻し」といわれるもので、遠く離れた場所から飼い主が「おいで！」と呼びかけるだけで、犬が飼い主の元へと来るようにさせるものです。
呼び戻しのしつけがしっかりできていると、遊びに夢中になっていたり、ドッグランでほかの犬と走りまわっていても、飼い主の元へ一目散で走ってくるようになりますし、散歩の途中で万が一、首輪や胴輪が抜けてしまって、一言「おいで！」と言うだけで、逃げ出すことがないので、安心です。
そのほかには、「ＮＯ！」「ダメ！」も重要です。
特に子犬のころは、なにがよくて、なにがダメなのかがわからないので、低い声で「ダメ！」「ＮＯ１！」ということで、好ましくないことをやめさせるようにさせます。
犬を叱る際には現行犯でその現場をおさえたときのみ、叱るようにし、トイレの失敗などをあとで気づいたときには、においが残らないように、すぐに片づけてしまいます。
ほかには、「ふせ！」や「あとへ！」なども覚えさせるとよいでしょう。
また、どこを触っても怒らないようにしつけておくと、シャンプーや歯ブラシ、病院での治療などもスムーズにできるようになるので、子犬のうちから、意識してしつけるようにしましょう。
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