小型犬を飼うための費用
犬を飼うということは、思っている以上にお金がかかります。
それでは実際に、1年間にどれくらいの費用がかかるのか、見て行きましょう。
まず、犬には、毎年予防接種を受けさせる必要があります。
予防接種は大きくわけて2つあり、狂犬病予防法で接種が義務付けられている狂犬予防接種と、任意での接種となる混合ワクチンの予防接種です。
狂犬病予防注射の費用は、自治体の集合接種会場で受けると、だいたい3500円くらい(注射済票交付手数料含む)のようです。
任意接種となる混合ワクチンは、動物病院で接種してもらうことになり、費用は動物病院によって違います。
ワクチンの種類や数は、その犬の住んでいる地域や行動範囲により異なりますが、費用の目安としては、ワクチン1種類につき、1000〜1500円くらいのことが多いようです。
そのほかには、フィラリア症を予防するために、フィラリア予防薬の服用が推奨されています。
フィラリア予防薬は、蚊が吸血活動をする時期にあわせて、服用するもので、東京の場合だと、5月くらいからスタートし、12月くらいまで服用させます。
フィラリア予防薬はいろいろなメーカーから、成分の違うものが発売されており、ジェネリックが出ているものもあります。
体重によって飲ませる量が違うので、体重が軽い方が安くなります。
動物病院によって値段が違いますが、小型犬の場合は1000円前後くらいのようです。
また、ノミやダニ対策には、背中に塗布する薬品が多く使用されています。
これも動物病院によって、また体重によって値段が違いますが、小型犬の場合は1回分で1000〜2000円くらいのようです。
これらが小型犬を飼う上で、最低限かかる費用です。
このほかにトリミングに出す場合はトリミング代、家で洗う場合はシャンプー代、毎日のトイレシート代などもかかってきます。
また、毎日食べさせるエサについては、量が少なくても高いものもあれば、たくさん入っていても安いものまで、いろいろな種類のものが出ています。
愛犬にあっているものを選んであげるようにしましょう。
このほか、体調が悪ければ動物病医にかかる必要もありますし、突然の病気や怪我の際には、保険に入っていなければ全額自費になりますので、そういったことも、あらかじめ考えておく必要があります。
関連ページ
- 小型犬の選び方
- 初めて小型犬を飼う方必見!ペットショップ店員の私が、小型犬の飼い方・しつけ方を犬種別に解説します。
- しつけの開始時期
- 初めて小型犬を飼う方必見!ペットショップ店員の私が、小型犬の飼い方・しつけ方を犬種別に解説します。
- 一人暮らしで小型犬を飼う注意点
- 初めて小型犬を飼う方必見!ペットショップ店員の私が、小型犬の飼い方・しつけ方を犬種別に解説します。