ビーグル 飼い方

ビーグルは、ジャパンケネルクラブ（ＪＫＣ）では、嗅覚ハウンドに分類される犬種です。

原産国はイギリスですが、ビーグル系統の歴史は古く、紀元前のギリシアまで遡ることができるといわれ、ウサギ狩りに使われていたハウンド犬が、祖先だといわれています。

かつては、ポケットサイズの小さなビーグルや、今よりずっと大きなビーグルなど、いろいろなサイズのビーグルが存在したといわれています。

現在では、ＪＫＣによる理想体高は最低３３ｃｍ、最大４０ｃｍと、ハウンド犬の中では最も小さい犬種として、サイズが固定しました。

ビーグルは世界的に人気のキャラクター、スヌーピーのモデルとしても有名で、明るく陽気で、遊びが大好きな犬種です。

とても丈夫で、活動的なので、毎日散歩に連れて行く必要があります。

散歩で歩く程度では、エネルギーが有り余っているようであれば、ドッグランなど自由に走り回れる場所に連れて行き、思い切り走らせるとよいでしょう。

たくさん散歩や運動をさせてあげられる飼い主に、向いている犬種です。

元々が狩猟犬のため、自立心が高く、きちんとしつけをしておかないと、行ったら行きっぱなし、呼んでも戻ってこないなど、成犬になってからトラブルを抱えることになってしまいます。

子犬のうちから、しっかりと呼び戻しの訓練をするようにしましょう。

また、道行く人や犬に対して吠えかかるなど、攻撃な面が見られたり、無駄吠えが激しい個体も多く見られます。

飼い主に対してはとても従順なため、留守番をさせられることに不安や寂しさを感じていたり、物音に敏感に反応している場合があります。

ビーグルは声が大きいので、近隣へのトラブルにならないよう、早急に原因を突き止めて、改善させるようにしましょう。

ビーグルは性格が頑固な個体も多く、「したくないことはしない」など、なかなか、しつけをし直すのが難しいところがあるので、子犬のうちに、きちんとしつけをすることが大切です。

暑さや寒さにも比較的強く、とても丈夫な犬種なので、室外で飼育することも可能ですが、甘えん坊な性格なので、できるだけ室内で飼育してあげましょう。