パグ 飼い方

パグはジャパンケネルクラブ（ＪＫＣ）では、愛玩犬に分類される犬種です。

紀元前４００年には中国に存在した古い犬種で、パグという名前は、頭がにぎりこぶしの形に似ているため、ラテン語の「握りこぶし」を意味する、「パグナス」からきているといわれていますが、これにはほかにも諸説あるようです。

１６００年代末ころに、オランダにもたらされ、ヨーロッパへと人気が広がり、上流階級を中心に愛好されるようになりました。

スペインのウィリアム王子の暗殺計画を吠えたことで阻止したり、ナポレオンの妻のジョゼフィーヌが、夫のナポレオンにメッセージを伝えるために、愛犬のパグを使ったなど、パグには多くの逸話も残っています。

ＪＫＣによれば、パグの理想体重は６．３〜８．１�sとなっており、小さいながらもずっしりとしています。

愛嬌があり、活発で、遊ぶことが大好きなので、毎日お散歩に連れ出してあげるようにしましょう。

ただし、短頭種なので、高温多湿には非常に弱いため、夏の暑い時期のお散歩やお留守番には、注意しましょう。

また、寒さにも弱いため、寒くて震えているようであれば、洋服を着せてあげるとよいでしょう。

被毛はダブルコートですが、非常に短毛なので、普段の手入れは、全身を軽くふきあげてあげる程度で大丈夫です。

しかし、皮膚が脂っぽい個体が多く、また、顔のシワには汚れが溜まりやすいので、皮膚病にならないように、日ごろから清潔に保つように心がけましょう。

垂れ耳のため、通気性が悪く、また、脂っぽい体質の場合、外耳炎など耳の炎症が起きやすいので、通気性を良くすることや、耳の掃除をこまめにする必要があります。

目が出ているため、眼球が傷つきやすいので、お散歩だけでなく、室内でも注意が必要です。

胴周りが太く、体の大きさのわりに体重が重いため、ヘルニアになりやすいといわれています。

食欲が非常に旺盛なため、太りやすいので、体重管理には気を配るようにしましょう。