舐める場合のしつけ方
犬は飼い主の顔をよく舐めます。
顔を離しても、そむけても、一生懸命に舐めようとします。
これは、子犬が母犬に対して甘えたり、「お腹がすいたよ!」と、ねだるときにするものなので、子犬が飼い主に対しても舐めようとするのであれば、飼い主に甘えている証拠です。
飼い主の顔を一生懸命舐めようとする犬は、飼い主に対して服従している証拠で、逆に、飼い主の顔を舐めようともせずに、顔をそむける犬は、飼い主と犬とで立場が逆転している、権威症候群の犬だといえます。
しかし、飼い主の顔を舐めず、立場が逆転しているからといって、しつけをし直さなければならないということもありません。
引っ張り癖があったり、噛み癖があったりなど、犬と生活している上でそういった諸問題がなく、快適に楽しく暮らしているのであれば、それも個性の一つとして捉えていいでしょう。
逆に飼い主の顔ばかり舐めている犬は、飼い主への依存が高く、分離不安になっている場合もあります。
また、顔を舐められることによって、人畜共通感染症(ズーノシス)に感染する可能性があります。
人畜共通感染症とは文字通り、人でも犬でも感染する病気で、犬に舐められることで、犬から病気が感染する場合があります。
狂犬病やレプトスピラ症、サルモネラ症、ブルセラ症、疥癬症、ノミアレルギーなどが有名です。
数年前には東京でブルセラ症の大量感染があり、話題になりました。
犬に混合ワクチンを接種しているものもありますが、接種していない病気であれば、犬から人へと感染します。
犬も人も感染したとしても、抵抗力があれば症状がでなかったり、発病しても軽く済むことがありますが、抵抗力が弱っていれば発病してしまいます。
犬は道路や電信柱のにおいを嗅いだり、興味があるものを舐めてみることが多いので、人間の何倍も感染の可能性が高いといえます。
なるべく口のまわりを舐めさせないようにして、人畜共通感染症を予防することが大事です。
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