ニオイ対策
犬のニオイ対策には、まずその原因を突き止めることが大事です。
脂肪分の多いフードを食べているために、皮脂からの分泌物が必要以上に多く出てしまっている場合には、脂肪分の少ないフードに切り替えるようにしましょう。
毛が汚れてしまっていたり、皮脂でベタベタしてしまっている場合は、それがニオイの元となっているので、シャンプーで洗ってあげましょう。
犬のシャンプーは、犬の皮膚のターンオーバーにあわせるのが望ましく、皮膚にトラブルのない犬の場合は、3週間に1度くらいが理想的です。
しかし、皮膚のベタつきやフケが異常に激しく、ニオイもきつい場合は、皮膚になんらかの炎症が起きている場合があります。
動物病院で診てもらい、症状にあったシャンプーで、定期的にシャンプーをすることで、ニオイを軽減させることができます。
また、皮膚にトラブルのない犬であっても、臭いが気になる場合や、汚れているけれど、すぐにはシャンプーができない場合などには、犬の体に吹きかけるタイプの消臭剤を、吹きかけるとよいでしょう。
皮脂を分解する作用があり、消臭効果が期待できます。
老犬や病気が原因で、シャンプーができない場合には、体をふきあげてあげるほかに、水のいらないシャンプーを使ってみるのもよいでしょう。
負担のない範囲で、皮膚や毛にシャンプーを揉みこんでいき、タオルでふきあげるだけで、シャンプーをしたような効果があります。
犬も人間と同じように、歯周病になります。
すると、次第に口臭がしてくるようになり、そのまま症状が進むと、全身麻酔によって歯石を取り除いたり、抜歯をする必要も出て来ます。
また、愛犬が年を取ってから、歯槽膿漏で苦しむことになりかねません。
そうならないためには、子犬のうちから歯を磨く習慣を身につけ、歯に歯石をつけさせないことが大事です。
歯を磨くことが難しい場合には、歯磨き用のガムなどを食べさせることでも、効果があるので、小さいうちから歯磨きを習慣にさせるようにしましょう。