シーズー 飼い方

シーズーはチベット原産のラサ・アプソと、何百年にも渡り、中国の宮廷で飼育され、門外不出とされてきたペキニーズとを交配させて作出した犬種で、ジャパンケネルクラブ（ＪＫＣ）によれば、愛玩犬に分類されています。

ＪＫＣの規定では、体高は２６．７ｃｍを超えてはならず、理想体重は４．５〜７．３�sとされています。

寒い地域が原産のラサ・アプソは、豊富な毛量を誇るダブルコートなため、その血脈を受け継ぐシーズーも毛量が豊富ですが、アンダーコートが少ないため、抜け毛が少ないといわれています。

毛の色は茶と白、黒と白の個体が一般的ですが、ＪＫＣではあらゆる色が認められているため、最近ではパーティーカラーも人気があるようです。

明るい性格でありながら我慢強く、体が丈夫なため、小さい子どものいる家庭や年配の方でも飼いやすいと、日本においては長い間、人気犬種となっています。

一方で、シーズーは自立心が高く、頑固でプライドが高いのが特徴で、新しいしつけが、入りにくいとも言われています。

お散歩の途中やトリミングの最中に座り込んでしまったり、一日中、犬小屋に入って寝続けていたりと、あまり活動的ではない個体も見受けられるようです。

しかしながら、それは、穏やかな環境を望む家庭においては、逆に飼いやすく、理想的な犬種ともいえるでしょう。

寒い地方が原産で、毛量の豊富なシーズーは、日本の高温多湿の気候には非常弱く、皮膚疾患を抱えていることが多いようです。

毛玉ができないように、ブラッシングをこまめにして通気性を保ち、脂っぽい体質の場合は、シャンプーをこまめにするようにしましょう。

また、鼻が潰れている短吻種なため、夏の暑い時期は熱中症にならないよう、散歩の時間に配慮し、出かける際は必ずクーラーをかけるようにしましょう。

目が大きく、少し出ているので、眼球を怪我してしまうことも多いようです。

散歩だけでなく、室内においても、日ごろから配慮が必要です。