マルチーズ 飼い方

マルチーズはジャパンケネルクラブ（ＪＫＣ）によれば、愛玩犬に分類される犬種です。

歴史はとても古く、紀元前１５００年ごろにフェニキア人が、地中海のマルタ島に持ちこみ、愛玩犬としていたといわれています。

ＪＫＣでは、牡牝共に３．２�s以下で、２．５�sが理想とされており、その大きさと飼いやすさから、日本では１９６８年から１６年に渡り、登録犬数のトップでした。

シングルコートの被毛はまっすぐに伸びる、純白のシルキーコートで、、毛玉ができやすいため、こまめなブラッシングが必要です。

生えかわりがなく、フルコートになれば地面にまで届く長さになりますが、一般的に飼われているマルチーズは、サマーカットのようにカットされていることが多いようです。

世界で一番古い愛玩犬ともいわれるマルチーズは、ヨーロッパの上流階級では、「抱き犬」としても愛されてきました。

明るく活発で、人にもよく懐き、抜け毛も少ないため、初めて犬を飼う場合でも飼いやすく、家庭のペットとしては最適です。

しかし、甘えん坊で家族への依存心が高く、家族以外には懐かなかったり、ほかの人や犬に吠えかかっていく、気の強い個体もいるので、子犬のうちから、ある程度のしつけは必要です。

目の下が赤や茶色に変色する「流涙症」、いわゆる「涙やけ」を起こす場合が多く、マルチーズは白い被毛のため、ほかのカラーの犬種よりも目立ってしまうようです。

涙やけは涙があふれ出し、そこに細菌が繁殖するため、毛の色が変色してしまう病気です。

原因はフードの場合もあれば、逆まつげや先天性の原因の場合もあるようです。

原因を突き止め、改善させていくと同時に、目の周りをコットンなどでキレイにふき取って、清潔に保つことが大事です。

マルチーズはそれほど多くの運動は必要なく、室内だけで飼育することも可能ですが、外の空気を吸って、日光浴させてあげることも、健康維持に繋がるので、短時間でもお散歩をさせてあげるとよいでしょう。