トイプードル 飼い方

トイプードルはジャパンケネルクラブ（ＪＫＣ）の分類では、愛玩犬に分類されています。

元々、ヨーロッパ全土で見られたのですが、特にフランスで人気が高かったため「フレンチ・プードル」とも呼ばれています。

プードルは大きさによって、「トイ」「ミニチュア」「ミディアム」「スタンダード」に分類されており、体高は２４〜２８ｃｍとプードルの中でも一番小さいのが、トイプードルです。

ブリティッシュ・コロンビア大学のスタンリー・コレン博士による、賢い犬種ランキングによれば、プードルは１位のボーダー・コリーに次ぐ２位となっており、性格は利口で活発でありながら、人間に対しては従順で、とても甘えん坊です。

ほかの犬に対しても吠えかかることが少なく、犬を飼うのが初めてでも、飼いやすい犬種といえます。

毛質は巻き毛のシングルコートで、毛が抜けにくいため、抜け毛が少ない犬種の１位になることも多く、犬のアレルギーが出にくい犬種といわれています。

しかし、トリミングをしなければ、毛は伸び続けて行き、毛玉もできやすいため、定期的なトリミングが欠かせません。

テディベアカットと呼ばれる、クマのぬいぐるみのテディベアに似せたカットが、現在の日本では主流になっていますが、ドッグショーに出る際には、コンチネンタル・クリップかイングリッシュサドル・クリップと呼ばれるカットで出陣する必要があります。

（１２カ月以下はパピー・クリップも可）そのほかにも、トイプードルのカットは多種多様なものがあり、トリミングに出すたびに、新しいカットを楽しむこともできます。

トイプードルは活発で、健康的な犬種ですが、トイプードルのブームにより、乱繁殖が行われたために、膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）という、先天的に膝のおさらがずれたり、はずれる病気が非常に多いといわれています。

弾むような、スキップをするような歩き方や、痛みのために３本足で歩いているなど、歩き方に異常が見られる場合は、すぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。